突然、7月に個展をすることになりました。今年2回目です。

川田 祐子 展 ー 道草 ー

突然花を描いたら、大切な何かを見てもらえないものでしょうか?
いいえ、変化の奥の変わらぬ本質を感じて下さるに違いありません。
道草には、欲しいもの以上の大切な何かがあるものです。
偶然が必然となるような出逢いが。

2015年7月7日(火) − 7月26日(日)
12:30〜19:00(土曜、日曜〜18:00) 月曜休廊

KANEKO ART TOKYO
〒101-0032 東京都千代田区岩本町2-6-12 曙ビル1F
TEL : 03-6240-9774

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info@kanekoart.jp

2015-07DM2

2015-07DM1

お陰様で、長野にアトリエを構えるようになってから、
制作にとても集中することが出来ています。

空気が良いので、光に溢れ、全てが新鮮な目で見ることが出来ます。
ものの感じ方や考え方も、これまでの狭い視野から、
広い世界へと解放されて来たように感じています。
そういう中で、これまで自分なりに正しいと思い込んでいたことが、
必ずしも絶対ではないということに気付き始めました。

先月末に2日間座禅をして来ました。
安泰寺の無方ネルケ禅師が、長野にいらっしゃったからです。
師は、ドイツ人なのですが、日本で澤木興道禅師の元で修行をされて、
現在は山奥で自給自足の生活をしながら、
厳しい禅修行を続けていらっしゃいます。

私自身は大腿骨骨折もすっかり治り、座れたことが何よりの報酬でした。
そして「手放すこと」とはどういうことかという、よいお話しが聞けました。

それからとても印象深い話しがもう一つ。
無方禅師が座禅している時に最近現われる「羊の群れ」の妄想の話し。
ごちゃごちゃに混沌としている羊の群れを、
最初は整理しようとするのだけれどうまく行かない。
次第に気付いて、そこから俯瞰して全体を見ようとする。
しかし最近は、自分が土や草になって、
羊に食べてもらえばそれでいいという心境になって来ているそうです。

何だか、私の前回と今回の個展の内容ととてもシンクロしていてびっくりです。
前回のDMは羊雲を題材とした「それぞれを超えて」という作品が印刷されていました。
今回のDMは「道草」です。
以前は、自分が達観した世界を見せることが重要と思っていましたが、
今回の個展では、皆さんが喜んで下さるのなら花を描くも善し、という心境です。

展覧会初日の7月7日(火) 在廊予定です。
どうぞ、よろしくお願い致します。