揺光展にいらっしゃる方々から、
「油彩もイイね!」
「油彩に切り替えて良かった」
「今後が楽しみ」
「揺光の花、ステキ」
などなどのご意見を頂いていて、
改めて今回の展開に手応えを感じているところです。

心からお礼申し上げます。ありがとうございます!

油彩画の初めての展開に、ワクワク、ドキドキしながら始まった、
今回の個展「揺光展」。
早いもので、会期も残すところ2日となりました。

この個展に出品した作品は、
すべて今年の7月の個展の終了後から、
約4ヶ月で制作したものでした。

今年は夏が終わりを告げるころ、
毎日のように通り雨がありました。
雨上がりに制作の手を止めてアトリエを出ると、
雲の切れ間から、
真っ青な空が覗き、
鳥が勢いよく飛び立ち、
強い光が溢れ始めて、
あたり一面、透きとおった空気に包まれます。

道端の何気ない草花、雑草には、
雨露が散りばめられていて、
そこにキラキラ光が差し込むと、
草も雨露も私も、
時折流れる風に身をまかせ、
静かに揺らめき、
互いの輪郭を失って、
一つに溶け合っていることに気づいたのでした。

今回発表した作品は、このような長野の制作の日々で
何気ない日常で出逢った自然との触れ合いや気づきから、
紡ぎとるようにして描いたものばかりです。

具体的な草花がやがて形や輪郭を失って、
制作する私がまず溶かし込まれ、
やがて見る人の心も作品の中に溶かし込んでもらえるように、
抽象化していく制作が、
「揺光」そして「揺光の花」という作品へと結晶化して行く、
その道なりが分かるように、
今回の展示が工夫されました。

展示を見に来た方々の多くと、この二つの作品を前にして、
そのようなお話しを交えながら、
自然とは何か?抽象とは何か?
あるいは現象や存在を描くことについても考えさせられ、
自分の制作を改めて言葉に置き換える機会も頂くことになりました。

口々に「今後の展開が楽しみです」と言って頂いた今回の個展。

次に予定されている横須賀美術館での企画展に向けて、
「揺光の花」は重要な作品になるのではないか?
画廊オーナーとその点で意見がぴったり一致したのでした。
私としても出来ればこの作品を、
今後の方向性を代表する顔として位置付け、
一つの羅針盤のようにして制作して行くことになるでしょう。

お陰様で、会期前半で売れ筋の作品に、
ほとんど赤丸を付けて頂いているものの、
実は7月の展覧会に向けて、
来年の上半期の制作生活を維持するには、
まだ、作品販売収益が十分に見込めていない状態です。

またここに来て、画廊オーナーが突然倒れて入院する、
不測の事態が起きてしまいました。
退院までには、しばらく時間がかかりそうだということです。
オーナーの入院中に画廊を維持して行くためにも、
出来るだけ作品を売っておかなければなりません。

誠心誠意を込めて、来廊される方々をお迎えして行く所存です。

どうぞ、引き続き、よろしくお願い申し上げます。

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展覧会のお知らせ

DM-2015-12s

川田 祐子 展 – 油彩画 揺光 –
2015年12月1日(火)ー 12月23日(水・祝)
12:30−19:00[土・日- 18:00]月曜休廊

道草の途上、風にゆらめく光の下、
心の片隅に忘れかけていた油絵具で、
これから何かになる、その一歩手前に、
可能性の広がりを見る制作が始まりました。

油彩画初個展。大作を含め、小品、油彩ドローイング等約34点発表。

KANEKO ART TOKYO
101-0032千代田区岩本町2-6-12曙ビル1F

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