横須賀美術館が立っている海は、
走水という名で、
日本の神々が神話を残している場所です。
早朝の散歩で静かに1日が始まりました。
走水
遠く浮かぶ
蝸牛舟
入りくむ磯の
波口走る
(波際で浮かんだ歌です)
ソワソワ、ドキドキしながら、
今日は展示作業に立ち会って来ました。
展示室は、北側の第8展示室という場所で、
主に美術館所蔵の現代作品が展示される場所とのこと。
3階分の吹き抜けとなっていて、
とても天井高がある上に、
鉄板を湾曲させた片方の壁には、大きな丸窓が幾つも、
リズミカルに配置されています。
潜水艦のイメージがあるのでしょう。
ここでの展示方法は、
強力な磁石の付いたフックの取り付けから始まりました。
このフックは、こちらの美術館のオリジナルで、
かなり珍しい展示方法だそうです。
壁は真っ白で、床は温かみのある白木の板張り。
展示作業は、美術運送展示業務を委託されている、マルイ美術さん。
クインテット展でもお世話になりました。
今回も大変お世話になります。
展示スペースの一部は、美術館正面入り口から入館する際に、
吹き抜けの天井に掛けられたブリッジから、
俯瞰することが出来るようになっています。
チラシ表に印刷された「緑の神話」の作品は、
その浮き橋から最も遠くの突き当たりの壁に設置され、
今回かなりの引きをとって、眺望出来るようになります。
作品は、床置きのままでは、神秘性は発揮されないものです。
床から浮かび、壁にかかった時に、絵画独特のオーラを放ちます。
詳細をここでお見せするわけにはいきませんので、
是非、9日オープンしましたら、足をお運び下さい。
今日は快晴、川田作品を中に孕んで、
美術館も活気を帯びて来ているように感じました(笑)
目の前の海も群青の波の稜線に陽が反射し、
脈打ち躍動しているかのようです。
追伸
ご寄付のお礼とご報告
本日、3名様からご寄付2万5千円が寄せられました。
墨田区H様、今月もご寄付、ありがとうございます!
そして、ご住所のわからないS様、面識がないにも関わらず、
ご支援して下さって、本当に感謝申し上げます。
そして、面識のあるH様、ゆうちょ銀行口座にお振込み、
ありがとうございました!
これらのご寄付のお陰様で、1日滞在を延ばし、
明日の展示作業にも立ち会って、
展示準備完了をこの目で確認することが可能となりました。
応援して下さる方々のお一人お一人のお力添えで、
展示作業が順調に進んでおります。
この場をお借りしまして、心から皆様方にお礼を申し上げます。
ありがとうございます!