昨日まで3日程、派遣アルバイトをしていました。
その間、お手紙やメール、そしてご寄付を頂きました。
お返事をこれから書くところです。
この場を借りまして、まずは厚くお礼申し上げます。
長野は今静かな雨です。玄関先に鳥が来て、雨宿りをして行きます。
ブログ記事を打ち込みながらも、目の前には制作途上の作品。
左手の窓辺の外の庭木には、薄桃色の小花が満開です。
小雨に打たれて、葉が潤い、光を放ちます。
机上には、1枚の絵はがき。
静寂の壁に向かって、椅子に座る女性の後姿。
没後久しく忘却に埋もれていたデンマークの画家
ヴィルヘルム・ハンマースホイ(1864-1916)の『休憩』。
この画家の再評価が始まったのは、20世紀末になってから。
差出人は、2008年に国立西洋美術館の展覧会に行かれたのでしょう。
人々が「静寂」の絵画に目を向けるようになるために、
約1世紀の月日が必要だったということでしょうか。
「新しい趣向や際立つ存在に目を奪われて、大切なものが見えなくなっていた」
ということでしょうか。
それともやはり「忘却の中から再び見出されてはじめて、絵画そのものを純粋に見る事ができる」
そういうものかもしれません。
この画家は一人の美術コレクターの目にとまり、生涯その支援で制作を続けたということです。
お葉書にこう書かれていました。
「DVDを拝見し、この絵は心の奥にあるものを掘り起こしてくれる絵だなと感じました。
...遥か....青春のころ、
...心も体も疲れきって一人眺めた海、ひたひたと満ちてくる潮、夕陽にきらめく水
...心ふるえ見とれていました。
そうだ、美しいものを美しいと感じる心があればそれだけでもいいのだと心に刻みました。」
励ましのお便り、心から感謝し制作に向かいます。
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*「画家川田祐子 芸術支援寄付」プロジェクト収入の経過報告11*
期間:6月15日~18日
応援寄付 0名様 0口 0円
賛同寄付 1名様 1口 10000円
派遣アルバイト(2日分) 11,746円
小計 21,746円
6月分収入総計 78,245円
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6月末まで あと 81,755円
目的達成まで あと3,542,270円