先日の御嶽山の噴火では、多くの方々が被災され、尊い命が失われました。
お亡くなりになった方々のご冥福を、
心からお祈り申し上げます。
災害が起きる度に「無事に生きていること自体が奇跡なのだ」
と思わずにいられません。
何不自由の無い生活に慣れてしまいますと、
つい自然を甘く見てしまいがちです。
夜の暗がりの怖さ、
土ぼこりの疎ましさ、
空に感じる予兆...。
子どもの頃は、いろいろな自然現象に畏怖のようなものを感じて育ちました。
自分以外の全てが大きく、自分は本当に無力で小さい存在だと思っていました。
それがいつの日にか、自分に起きることは、何もかもが大袈裟となり、
自分本位で世界を見るようになっていたかもしれません。
遥か遠くの空から自分を見下ろすような意識を、
いつでも持てるようになりたいものです。
自分の無知を受け入れ、むしろもっと大きな空こそが、
私のことを何でも知っているというように。
「空が私のことを知っていればそれでいい」のです。
あるいは、空を見上げれば、
空こそが、「私の描くべきものが何であるか」を知っているかのようです。
新作がまた完成しました。
題名を「空が知っている」としました。
本日画廊に送ることが出来ました。
KANEKO ART TOKYOの常設コーナーにて、
明日夕方から展示予定です。
都内にお出かけのついでがございましたら、
是非KANEKO ART TOKYOにお立ち寄り下さい。
空が知っている
2014
hatching / acrylic gouache on canvas
53.0×45.7cm
画像詳細
*SOLD (2015.1.24)
KANEKO ART TOKYOでの展示風景
向かって左下アドリアンリースさんの作品、
右下なかはらみほこさんの作品とご一緒に展示されています。
コンビネーションをお楽しみ頂けます。