作品『硯海』が、横須賀美術館に無事届いたそうです。
収蔵庫に入って、どのような空気に包まれているのでしょうか?
落ち着かない一夜を過ごしているに違いありません。

長野に移転して、初めての作品搬出になりました。

最近は梱包材としてプラ段板を使うようになりました。
段ボールよりも安価、軽く、丈夫で、水をはじくところが利点です。
使用後は、他用途に使い回しもききます。
例えば、寒い時期は北側の窓に貼付けています。
窓の結露を防ぐ事ができます。

運送業者さんが持ちやすいような工夫も施しました。

長年大型の作品を制作して来たので、年々作業が楽になって来ます。
「経験の蓄積は、私の財産である」とあらためて実感します。

作品そのものが財産であるだけでなく、移動させるノウハウも財産の一つです。

環境、人、情報....、さまざまな協力に感謝しながら、それを糧に制作しています。

*次回の展示のご案内*

横須賀美術館所蔵品展「横須賀・三浦半島の作家たち」

4月7日(土)~6月3日(日)

下記作品が展示されるます。

『sea and stone 硯海』2006年作 227x91cm4枚組

Photo by : Hideto NAGATSUKA
Place:Kaneko Art Tokyo